宇都宮動物園のクラウドファンディング、プロジェクト完了のご報告です。
梅雨の訪れに草木が一層生き生きとし、日ごとに増す夏の気配を感じる今日この頃ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?動物たちも長雨の中、思い思いに穏やかな時間を過ごしております。
さて、皆さまからの温かいご支援で実現の叶いましたアミメキリン寝室の増設工事ですが、この度無事完了いたしました!
つきましてはプロジェクトの終了報告をさせていただきます。
▶アミメキリン寝室の増設工事、無事完了
2月13日よりスタート致しましたクラウドファンディング「#宮子からのバトンを繋ごう」プロジェクトは、およそ40日間の挑戦期間を走り抜け、皆様からいただきました多くのご支援により念願であった新しい寝室をキリンたちにプレゼントすることができました。
宇都宮動物園職員一同心より感謝を申し上げます。
皆さまのご支援で完成したキリンの新しい寝室がこちらになります!
新しくできたキリンの寝室は、縦7m、横6m、高さ7mで、広さ約42平方メートルと、背の高いキリン1頭がゆったりくつろげる大きさに仕上がっております。
寒さに弱いキリンたちのために、もちろん!ボイラーもきちんと完備されています。
キリンは非常に警戒心の強い動物ですので、現在は新しくできた寝室の扉を常に開放にすることでキリンたちが自由に出入りできるようにし、少しずつ慣れてもらうという段階ですが、ゆくゆくはこの寝室でゆったりと過ごす様子が見られるのではと今からとても楽しみです!
改めて振り返りますと、ゾウの宮子から始まったこの挑戦のバトンを「今度はキリンたちのために…!」という思いで、スタッフ一丸となってがむしゃらに繋ぎ通すことだけを考えた40日間でしたが、沢山の方のお気持ちでバトンを繋ぎ通した先には新たな課題(目標)も見えてきました。
バトンを繋ぎ続けることで、これからもよりよい動物園作りに努めて参りたいと思います!
改めまして、今回のプロジェクトへのご支援・応援、誠にありがとうございました!
~宇都宮動物園スタッフ一同~
▶プロジェクト収支報告
▶当園の今後のビジョン
昭和 56年にオープンした動物園。当時利益を優先して作られた施設のため、動物たちにとって決して環境が良いとは言えない獣舎が今でも大半を占めています。
こうした環境の中で動物たちの世話をする飼育員の苦労は半端なものではありません。レジャー施設から脱却を掲げ職員の資質の向上は元より、社会教育施設としてのイメージをお客様にも認識していただきたく、動物たちが更に生き生きとした表情で暮らせる住環境作りを進めて行きたいと考えております。
一回目のプロジェクトで挑戦したゾウの宮子のプール修繕&ポータブルレントゲンの購入。そして今回のプロジェクトでは日本一長寿であるキリンのハツカの寝小屋作りなど皆様からのご支援で何とか達成することができました。本当にありがとうございます。
まだまだ新型コロナに関しては予断を許さないところもありますが、宇都宮動物園のような小さな都市型動物園がこれから博物館としての役割を担っていくためにもハード面の充実を続けて参ります。
どうぞ皆様、これからも宇都宮動物園への応援を宜しくお願い申し上げます。